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麻薬組織による犯罪や抗争事件があとを絶たないメキシコでは、組織の抗争などに巻き込まれて殺害されたとみられる人は、この5年間で4万7000人を超え、深刻な治安の悪化が続いています。 メキシコでは2006年に就任したカルデロン大統領が、この5年間、軍を投入するなどして麻薬組織に対する大規模な取り締まりを進めてきましたが、撲滅にはほど遠く、「麻薬戦争」とも呼ばれる政府と麻薬組織の対決や組織どうしの激しい抗争が続いています。メキシコの検察当局は11日、去年9月までのおよそ5年間に、麻薬組織による犯罪や抗争に巻き込まれるなどして4万7515人が殺害されたと発表しました。中でも去年殺害された人は、当局が数を公表した9か月間だけでおよそ1万2900人に上り、この5年で最悪となっています。メキシコは中南米からアメリカへの麻薬の密輸ルートの経由地となることから、今も数多くの麻薬組織が暗躍しています。カルデロン大統領は麻薬組織との対決姿勢を崩していませんが、犯罪や抗争事件はあとを絶たず、今月9日にもメキシコ西部で射殺された15人の遺体が見つかるなど、深刻な治安の悪化が続いています。 |