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天皇皇后両陛下が年の初めにさまざまな分野の研究者から講義を受けられる「講書始」が、皇居で行われました。 「講書始」は午前10時半から皇居宮殿の「松の間」で行われ、両陛下は、皇族方や学術関係者などと共に、3人の研究者から講義を受けられました。はじめに京都国立博物館の佐々木丞平館長は、日本の城や寺で見られる、金ぱくを張り巡らした障壁画は、キリスト教の「聖像画」の影響で生まれたのではないかと指摘し、日本文化は海外の文化を広く取り入れながら築き上げられてきたと説明しました。続いて東京大学の石井紫郎名誉教授が、「太平記」と「難太平記」という2つの書物が、後の日本の歴史書に与えた影響について説明したうえで、歴史書の叙述のスタイルには、それぞれの社会や国の文化が反映されていると論じました。最後に東京大学の榊裕之名誉教授は、半導体の進歩の経緯や最新の研究を紹介し、半導体技術はITにとどまらず、医療や環境、エネルギーの分野にも広く発展してきていると説明しました。講義は1時間近くにわたって行われ、両陛下は熱心に耳を傾けられていました。 |