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野生復帰を目指して新潟県佐渡市で放鳥されたトキが、初めて猛きん類とみられる敵に襲われて保護され、環境省は、猛きん類による生態への影響も観察していくことにしています。 野生復帰を目指して新潟県佐渡市で放鳥されたトキが、初めて猛きん類とみられる敵に襲われて保護され、環境省は、猛きん類による生態への影響も観察していくことにしています。9日午前6時半すぎ、佐渡市新穂で飛び立ったトキの1羽が、空中から水田に落下したのを住民が見つけました。環境省が保護して調べたところ、このトキは3年前に放鳥された7歳のメスで、頭や胸などに切り傷があり、頬の骨も折れていましたが、命に別状はなく、傷の状況や当時の目撃情報から猛きん類に襲われたとみられています。佐渡トキ保護センターのトキは、おととしケージに入ったテンに襲われて、9羽が死んだほか、これまでに放鳥された78羽のうち3羽が死がいで発見されていますが、猛きん類とみられる敵に襲われてけがをし、保護されたのは初めてです。環境省によりますと、佐渡にはオオタカなどの猛きん類が生息し、これまでもトキを追いかける姿が目撃されています。環境省の長田啓首席自然保護官は「自然のなかでトキが襲われるのはやむを得ないが、猛きん類などの天敵も大きな脅威だと改めて確認できた。今後も放鳥したトキの生態への影響について観察を続けたい」と話しています。 |