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元日の東京・原宿では、早くも「初売り」が行われ、福袋やセール品を買い求める若い人たちでにぎわいました。 デパートなど多くの「初売り」は2日ですが、最先端の流行を取り入れた衣料品店が集まる東京・原宿では、多くの店で元日が初売りです。このうち、老舗の大型ファッションビルでは初売りに合わせて、およそ100の店舗が3日間で2万の福袋を用意し、開店前から若い女性が長い列を作りました。ことしは、初詣帰りの客をいち早く呼びこもうと去年より開店時間をおよそ2時間早めて対応し、待ちわびた買い物客は足早にお目当ての店へと向かいました。一般的には、何が入っているか分からない「福袋」ですが、ことし店内で人気を集めていたのは、「自分で中身を選べる福袋」や「写真で中身を確認できる福袋」です。店舗の一つでは、合わせて3万円相当の衣料品と靴を組み合わせて選べる福袋を1万500円で販売し、女性客たちは自分の好みのデザインを選んで買い求めていました。訪れていた20歳の女性は「自分で選べるので当たり外れがないと思い、購入しました。去年は震災で大変な年でしたが、ことしはみんなが笑顔でいられる年になってほしい」と話していました。ファッションビル「ラフォーレ原宿」の福田恭平さんは「震災後、消費は落ち込んでいましたが、この冬に入ってから好調なので、この勢いで冬を乗り切りたいです」と話していました。 |