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去年1年間のビールと発泡酒、第3のビールを合わせたビール系飲料の出荷量は、東日本大震災のあとに飲食店向けのビールの需要が低迷したことなどから、7年連続で過去最低を更新しました。 大手ビールメーカー各社のまとめによりますと、ビールと発泡酒、第3のビールを合わせた去年1年間の出荷量は560万キロリットル余りで、前の年を3.7%下回り、7年連続で過去最低を更新しました。また下げ幅も過去2番目の大きさとなりました。これは、震災で各メーカーの東北地方などの工場が被災して生産が滞ったことに加え、震災後に一時、自粛ムードが広がって飲食店向けの販売が低迷したためです。さらに、若者を中心にハイボールなどビール以外のお酒を飲む人が増えていることも、出荷量の減少の背景にあるとみられています。品目別では、主力のビールが4.1%、発泡酒が12.9%、それぞれ減少した一方、消費者の節約志向もあって価格の安い第3のビールは1.8%増えました。この結果、ビール系飲料に占めるビールの割合は、統計を取り始めて以来、初めて50%を割り込みました。ビールメーカー各社では、主力ブランドのビールの販売の強化に取り組むとともに、急速に拡大しているノンアルコールビールや缶酎ハイの市場に新商品を投入し、売り上げの増加を図ることにしています。 |