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UAE=アラブ首長国連邦を訪れている玄葉外務大臣は、首都アブダビでアブドラ外相と会談し、日本で火力発電用の需要が高まっている原油の供給を要請したのに対し、アブドラ外相も日本に優先権を与える考えを示しました。 会談で、玄葉外務大臣は、東京電力福島第一原子力発電所の事故以来、火力発電用の需要が高まっている原油について、核開発を進めるイランからの供給の見通しが不透明になりつつあることを踏まえ、日本が必要とする量の供給と価格の安定、それに日本企業が持つ油田の権益の延長を要請しました。これに対し、アブドラ外相は「日本に追加供給と権益延長の優先権を与える。国際市場が混乱しないよう、できるかぎりのことをしたい」と応じました。これを受けて日本政府は、供給量などについて協議するため、早期にUAEなどに担当者を派遣することになりました。また、両外相は、太陽光発電など再生可能エネルギーの分野でも協力を進めていくことを確認しました。このあと共同記者会見が行われ、イランへの対応を巡って、アブドラ外相が「イランがホルムズ海峡を封鎖すれば、原油価格に悪影響を与える」と懸念を示したのに対し、玄葉大臣も「イランは挑発的な言動を厳に慎むべきだ」と述べました。 |