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全国の原子力発電所の原子炉の状態などを監視している国のシステムが、先月末、一時、使えなくなった問題で、システムを管理する独立行政法人が調べた結果、整備の不足のためデータを処理する機能が働かなかったことが分かりました。 全国の原発の原子炉の圧力や温度などのデータをリアルタイムで監視する国のシステム「ERSS」では、東京の原子力安全・保安院などにある端末で、データが先月30日から1日余りにわたって表示されなくなるトラブルが発生しました。システムを管理する独立行政法人原子力安全基盤機構が調べた結果、全国の原発から送られてくるデータを管理するサーバで、整備の不足のため、データを処理する機能が働かなかったことが分かりました。またトラブルが起きてから保安院の職員が気付くまでに1時間余りかかっていたということです。このため原子力安全基盤機構は、サーバーのソフトを年に2回、再起動して点検の頻度を高めるほか、トラブルが起きたら自動的に通報する仕組みを取り入れるなどの対策をとることになりました。「ERSS」は、東京電力福島第一原発の事故では停電のために使えず、住民の避難などに課題を残していただけに、今回の保安院の管理の甘さは厳しく問われています。 |