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ヨーロッパの信用不安を巡ってドイツのメルケル首相とフランスのサルコジ大統領が、9日、会談し、各国が今後、行きすぎた財政赤字を出さないための財政規律の強化を進める一方で、各国の経済成長を確保するための対策にも重点を置く方針を明らかにしました。 9日、ベルリンで開かれたドイツとフランスの首脳会談は、30日に開かれる予定のEU首脳会議を前に、両首脳の意見調整のために開かれ、会談のあと、そろって記者会見しました。この中でメルケル首相は、各国が行きすぎた財政赤字を出さないために、イギリスを除くEU26か国で締結を目指す新たな条約について「各国の間で交渉が順調に進んでいる」と述べる一方で、サルコジ大統領も「ことし3月1日には署名できるだろう」と述べ、楽観的な見通しを示しました。一方で、サルコジ大統領は「今の優先課題は経済成長と雇用、競争力の向上だという点で一致している」と述べユーロ圏の各国で信用不安が実体経済にも影響を与えていることを踏まえ、各国の経済成長を確保するための対策にも重点を置く方針で一致したことを明らかにしました。両国の首脳は今後、成長戦略や雇用対策などについてまとめたうえ、EUのヨーロッパ委員会に提案することにしています。 |