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星空のダンス

发布者: 上官飞飞 | 发布时间: 2010-1-5 17:24| 查看数: 1263| 评论数: 0|帖子模式


(点击右边三个点,可调整速度,电脑上可下载)

http://downjd.teacherhome.cn:159/db09/SID-H777/SID77777/RID-TT9/RID-H54/7777700085378frfx.MP3

星空のダンス

 「ああ、よかった。今年も着られたわ。」リスさんは鏡の前で胸を撫でおろしました。

 結婚前に買ったドレスが、いつまでも着られるように体型を維持していくのはかなりつらい。「これまでがんばって来られたのは、ダンスをやっているおかげ。いや、今日の日があるからかな。」リスさんがうれしくなって、くるっとターンしました。真っ赤のドレスの裾が、ふわっと舞いました。

 「ああ、やっぱり来るんじゃなかったわ。」リスさんは今にも逃げ出したくなるのをこらえて、壁にもたれて、じっとしていました。

 ダンスパーティ会場は、色彩りのドレスを身に纏った女性と、レスコートする男性であふれていました。華やかなライトと、心地よい音楽の中、幸せそうな人ばかりでした。

 「だいたい、彼女がいけないのよ。行けばなんとかなるなんて誘ったくせに、自分だけ都合が悪くなったなんて、踊りもしないのに、こんなドレスまで買ったのに・・・」

 友達がダンスパーティの券が手に入ったから行こうと、誘ってきたのは、四日前のこと。軽い気持ちでオーケーしたことを悔みました。

 「この曲が終わったから帰ろう。次の曲まで我慢しよう。」会場に入ってからうつむいたまま、そんなことばかり繰り返し考えていました。

 「踊らないのですか?」

 顔を上げたリスさんは、声を上げそうになりました。そこには、先日ドレスを買ったダンスブディックで親切に応対してくれた男性が、見違えればかりの姿で立っていました。やっと顔見知りの人に出会った安堵に、思わず涙があふれてしまいました。

 「ちょっと、外へ出ましょう。」そういうと、男性は庭のほうへ歩き出しました。

 息がつまりそうな会場から抜け出せたことで、寒さは気になりませんでした。

 「ダンスのことを聞かれたら、どうしよう。」リスさんはベンチに並んで腰を下ろし、じっと黙っていました。

 「僕は、星を見るのが好きなんです。」

 「えっ?」

 「好きといっても、星座なんか全く知らないし、天体望遠鏡で観測するんじゃなくて・・・」

 彼の声に始めて空を見上げました。

 「こうやって、ただ、ぼんやり眺めているだけなんです。知ってましたか、そこに見えている星も、何億光年も地球から離れているんですよね。だから、今輝いている星も、もうひえてなくなっているかもしれない。星って、どうしてあんなに綺麗なんだろう。」

 リスさんの耳には、彼の声が音楽のように聞こえていました。

 「そんなことを思うと、宇宙の果てしなさに不思議な気持ちになります。嫌なことや辛いことがあると、いつもこうやって星を見るんです。」そう言ったきり、彼は黙って、じっと星を見つめていました。

リスさんも、何も言えずに見つめていました。

 「寒くないですか?」彼は自分の上着を肩から掛けてくれました。

 リスさんはただぼーとして、夢の中にいるようでした。

 夜空には、星が寒々と輝いていました。それでも、体中がぽっと温かく、このまま時が止まってくれればいいと思いました。

 遠くでワルツが流れていました。

 「おーい、早く出ておいてよ、星がとても綺麗だよ。」外に出ているご主人の声が聞こえてきました。

 「もう、せっかく人が思い出に浸っているのに。」

 二人で星を眺めた夜から、リスさんは頑張ってダンスを習いました。ドレスを何着もそろえました。ドレスの数が増えるたびに、お互いに引かれていきました。そんな二人が一緒になるのに、長い時間など必要ありませんでした。

 リスさんは鏡の前でポーズをとって、もう一度くるっとターンしました。

 外はもう真っ暗でした。店の隣の駐車場は街灯に照らされて、そこだけ浮かびあがっていました。

 「奥さま、お手をどうぞ。」

 リスさんはちょっと照れながら、差し出したご主人に、手を重ねました。

 「君は、あの夜のままだよ。」ご主人が踊りながら小さく囁きました。

 「失礼ね、ずいぶん踊れるようになったわよ。」リスさんはうれしくて、そう言ってごまかしました。

 「そういえば、あの時はひどかったよね。君が入ってきたときから、ずっと見ていたんだけど、どうなることかと心配だった。」

 「ひどい。わかっていたのなら、どうしてもっと早く声をかけてくれなかったのよ。」抗議しながら、今年も同じことを話していると、おかしくなりました。

 結婚してから毎年、あの夜に踊ろうなんて、ずいぶん変な人だと思いました。それでも何年たっても変わらないご主人は、あの夜と同じくらい素敵でした。

 「あのとき友達が誘ってくれなかったら、友達に急用ができなかったら、今こうして踊っていないかもしれない。いいえ、そうじゃないわ。あの夜、あんなに星が綺麗じゃなかったら、きっとわたしはシンデレラになっていなかった。」リスさんはそんなことを思いながら踊り続けました。

 遠くからあの夜のワルツが聞こえていました。空には降ってきそうな星が一面に散らばっていました。周りのものはもう見えません。いつの間にか星空でダンスをしていました。
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