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三重県明和町の遺跡から平安時代のものとみられるひらがなの「いろは歌」が書かれた土器の一部が見つかりました。ひらがなで書かれた「いろは歌」としては国内最古とみられ、ひらがなの普及の過程を示す史料として注目されています。 見つかったのは、飛鳥時代から鎌倉時代にかけて伊勢神宮で祭しを行った「斎王」が住んだ「斎宮」の遺跡から出土した土器の一部です。土器の内側には「ぬるをわか」、外側に「つねなら」とひらがなで書かれ、「いろはにほへと」で始まる「いろは歌」の一部だということです。土器が使われていた年代や出土した地層などから11世紀末から12世紀前半の平安時代のものとみられ、発掘した斎宮歴史博物館によりますと、ひらがなで書かれた「いろは歌」としては国内最古とみられるということです。また、見つかったのが当時、斎王の身の回りの世話をする女官が暮らしていたとされる場所だったことなどから博物館はそうした女官たちが書いたもので、平安時代にひらがなが普及する過程を示す貴重な史料だとみています。この土器は三重県の斎宮歴史博物館で今月21日から3月11日まで展示されます。 |