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障害者への偏見や差別をなくす、いわゆる「心のバリアフリー」を進めようというシンポジウムが東京都内で開かれ、健常者と障害者が小さいときから学校現場で互いに交流し、理解を深めることが重要だといった意見が出されていました。 障害者団体が開いたシンポジウムでは、はじめに全国の障害者やその家族およそ700人に行った調査結果が説明されました。この中で、差別や偏見が生まれる理由について、およそ80%が「障害への理解のなさ」をあげました。さらに具体例として、障害者が地域で暮らすグループホームの建設が住民の反対で中止となったことや、福祉施設の職員が障害者の人権を傷つける会話を平気でしているといったケースが報告されました。当事者や大学の研究者による意見交換では「小さいときに障害がある子どもと一緒に学ぶなど交流の機会が多い子どもは、自然と理解も広がっている。教育や就労の場で、ともに活動する機会を増やす必要がある」とか「特に誤解が多い精神障害について、学校で学ぶ機会を作ってほしい」など学校教育が重要だという意見が出されていました。主催した日本身体障害者団体連合会の森祐司事務局長は「段差の解消といった物理的なことだけでなく、重要なのは差別や偏見をなくす心のバリアフリーだ」と話しています。 |