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アメリカ政府は、景気の足かせとなっている住宅市場の低迷を打開するため、高い金利で借りた住宅ローンをより金利の低いものに借り換えやすくする対策を拡充し、家計の負担を軽くすることで景気を下支えする方針を発表しました。 オバマ大統領は、24日、西部ネバダ州で演説し、「国民の負担を軽くするため、住宅ローンをより低い金利のものに借り換えやすくするための重要な対応策を打ち出す」と述べて、住宅ローンの借り換え策を拡充する方針を発表しました。具体的には、「ファニーメイ」と「フレディマック」という2つの政府系住宅金融機関が融資または保証する住宅ローンが対象で、住宅の価値に比べて多額のローンがあっても借り換えができるよう制限を緩和することや、手続きを簡素化することなどが盛り込まれています。アメリカの景気低迷が長期化するなか、オバマ大統領は、先月上旬に減税やインフラ整備のための公共投資を柱とする景気対策を打ち出しましたが、野党・共和党の反対によって議会での関連法案の成立は見通しが立っていません。このため、オバマ政権としては、議会の承認を必要としない住宅ローン対策の拡充をまずは打ち出すことで、景気の下支えに向けた政府の姿勢を国民にアピールするねらいがあるものとみられます。 |