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ヨーロッパの信用不安の拡大が懸念されるなか、イギリス議会では、EU=ヨーロッパ連合にとどまるべきかを問う国民投票の実施を求める動議が提出され、反対多数で否決されたものの、与党・保守党から多くの議員が党の方針に造反して賛成に回る事態となり、キャメロン首相は指導力を問われる厳しい局面に立たされています。 イギリス議会下院では、ヨーロッパの信用不安の拡大が懸念されるなか、EUへの統合がさらに進むことに反対する議員が勢いを増し、イギリスがEUにとどまるべきかを問う国民投票の実施を求める動議が出されました。これを受けて、24日、賛否を巡る討論が行われ、キャメロン首相は「EUから離脱するか否かの選択肢を含む国民投票を提起することは危険で、国益を損ねることになる」と述べ、反対するよう訴えました。採決の結果、動議は反対多数で否決されましたが、地元メディアは、与党・保守党からおよそ80人の議員が党の方針に造反して賛成に回ったと伝えています。イギリスの保守党は、過去にもEUを巡る党内の路線対立によって政権の弱体化を招いた経緯があるだけに、ヨーロッパの信用不安をきっかけに党内で深まった対立の溝を修復できるのか、キャメロン首相は指導力を問われる厳しい局面に立たされています。 |