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ロシアでは、先月行われた下院選挙の結果を巡って政権を批判する声が広がるなか、大統領への復帰を目指すプーチン首相が、抗議行動の中核となっている中間層の国民に対し、有力紙への論文の寄稿を通じて初めて対話を呼びかけました。 ロシアでは先月の下院選挙を巡って多くの不正行為が行われたとして、政権を批判する声が広がり、数万人規模の抗議集会が相次いで開かれています。これに関連してプーチン首相は、16日付けのロシアの全国紙「イズベスチヤ」に論文を寄稿し、抗議行動の中核となっている中間層について「中間層とは、みずから政治を選択できる人たちだ」と述べ、中間層の国民に対し、政治への参加の道が開かれているとして、みずからとの対話を呼びかけました。プーチン首相は、これまで中間層を中核とする抗議の声には取り合わない強硬な姿勢を示してきましたが、人口のおよそ20%から30%を占めるといわれる中間層を無視し続けるのは得策ではないとして、対話の道を探ろうとしているものとみられます。しかし、論文は、下院選挙のやり直しについては言及しておらず、中間層からの批判の声を和らげるものになるかどうかは不透明です。 |