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津波で唯一の魚市場が流された宮城県南三陸町に、震災から7か月余りたって仮設の魚市場が設けられ、港には威勢のよい掛け声が響いていました。 南三陸町では、志津川漁港にあった唯一の魚市場が津波で流され、町は元の市場から300メートルほど離れた場所に仮設の魚市場を建設しました。オープンを祝う式典で、南三陸町の佐藤仁町長は「町の復興は水産業なくしてなしえません。魚市場を拠点に復興に努力していきます」とあいさつし、テープカットを行いました。仮設の魚市場では早速、秋さけの入札や近海でとれたさばなどの競りが行われ、港には威勢のよい掛け声が響いていました。南三陸町では、依然として漁を再開できない漁業者が多く、水揚げも例年の半分ほどにとどまっていますが、魚市場には氷を作る機械や魚を運ぶベルトコンベヤーも整備され、新鮮な魚を取り引きする環境が整い始めたことになります。宮城県漁協志津川支所の佐々木憲雄運営委員長は「漁業復興の大きな一歩です。市場をにぎわせて、南三陸町の食材を多くの人に味わってもらいたいです」と話していました。 |