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二、下の文の下線をつけた言葉の二重線のある部分は、どのよ うな漢字を書くか、答えは選択肢A.B.C.Dの中から 同じ漢字が使われるものを一つ選び、解答用紙のその記号 に印をつけなさい。 31.故郷によく似たこの町にしんきんかんを覚えている。 A.しんちょうに考えて行動しましょう。 B.しんらいしていた友人に裏切られました。 C.しんせんな空気を胸一杯に吸う。 D.しんぞく一同が集まれる日はあまりない。 32.こうにんの教授はだれですか。 A.太陽のこうせんが強い。 B.疲れたでしょう。こうたいしましょう。 C.今こうさいしている人はいますか。 D.こうけいしゃ選びで迷っている。 33.建てかえる予算がなくてきそんの施設を使っている。 A.不老長寿の薬はどこにもそんざいしない。 B.あなたのそんけいする人物は誰ですか。 C.正月はしそんの繁栄を願う行事でもある。 D.事故によるそんがいで会社は打撃を受けた。 34.みごとにやられた。 A.彼は若いから、まだまだみじゅくだ。 B.みほんをよく見てから、買いましょう。 C.あの人はいつもじみな服装を着ている。 D.警察はみもとの確認を急いでいます。 35.用心がかんじん。 A.かんけいしゃ以外は立入禁止です。 B.趣味は音楽かんしょうです。 C.かんぞうを悪くして入院しました。 D.かんさい風の味付けですね。 三、下の文のに入れる言葉は選択肢A.B.C.Dの中 から最も適切なものを一つ選び、解答用紙のその記号に印 をつけなさい。 36.天気予報によれば、明日から天気がくずれる。 A.見通し B.予定 C.見込み D.予約 37.このシャツ、ちょっと汚れがついているのでします。 A.割引 B.割算 C.引き算 D.取扱 38.あの歯科先生は大変親切なので近所のがいい。 A.評価 B.評判 C.人気 D.名声 39.していると、飛行機に遅れますよ。 A.どろどろB.さばさば C.ぐずぐずD.こつこつ 40.子供とテニスをして、久しぶりに汗を。 A.しぼったB.出した C.たらしたD.かいた 41.この銅像は戦後間もなく平和への祈りを作られたも のです。 A.こめて B.いれて C.つうじてD.かねて 42.時間がありませんから、細かいところは全体をご説 明します。 A.はぶいてB.はしって C.とんで D.やんで 43.寒い日はをはくと白くなる。 A.空気 B.息 C.気D.声 44.水、ゴミ、物価高など、日本はいろいろな問題をい る。 A.かかえてB.抱いて C.持って D.背負って 45.日本人は手先がだと言われているが、最近は違って きているようだ。 A.得意 B.上手 C.器用 D.うまい 46.課長は今朝からが悪く、ずっとこわい顔をしている。 A.機嫌 B.気分 C.気持ち D.様子 47.毎日机に向かって仕事をしていると、時々体を動か したくなる。 A.思いっきり B.力強く C.一目散にD.ゆっくり 48.10年以上に内戦の結果、国土は荒れ果ててしまった。 A.あたる B.おける C.かける D.わたる 49.彼の研究成果はすばらしくて、指導した先生もが高 いだろう。 A.鼻B.目 C.肩D.頭 50.彼の行動はしばしばみんなの反感を。 A.もらう B.とる C.かう D.うる |
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Ⅲ.文法と構文(15分間) 下の文のに入れる言葉は選択肢A.B.C.Dの中から最も適切なものを一つ選び、解答用紙のその記号に印をつけなさい。 51.この会社に来てから、今年8年になります。 A.でB.と C.にD.まで 52.みんな都合が悪いから、この仕事は私がやるありま せんね。 A.しか B.だけ C.のみ D.ばかり 53.寝ただった病人が、起きあがれるようになった。 A.まま B.きり C.なり D.のみ 54.お前のためになるから言うんだ。 A.こそ B.には C.でD.か 55.あのときのことをいくらとしても、どうしても思い 出せない。 A.思い出せB.思い出した C.思い出そう D.思い出す 56.驚いた、昨日の会に山本さんが来たんですよ。5年 振りですよ。 A.ばかりかB.ことに C.ものか D.どころ 57.専門家、そんなこと分かるわけないじゃありません か。 A.のこととて B.だけあって C.じゃあるまいしD.とあって 58.今日のこの新しい門出にあたり、お二人の末永いお幸せを お祈りして。 A.なりません B.やみません C.たまりません D.しかたありません 59.子供の大人みたいな話し方をする。 A.くせに B.せいか C.ために D.ゆえに 60.今回の仕事は私全力を尽くしてやったつもりだ。 A.なりに B.には C.では D.ほどに 61.火事のサイレンが鳴る客は外に飛び出した。 A.とたん B.とき C.やいなやD.まぎわ 62.外国で病気になった時の心細さは想像に。 A.したくない B.きつくない C.つきたくない D.かたくない 63.外国語は自分の国の言葉でさえきちんと話せない若 者が多い。 A.おろか B.ものか C.なんか D.なんとか 64.「会社を辞めたんだ。」 「ほんとう?これからどうするんだ。」 A.すると B.それで C.ところがD.ところで 65.終わってしまったことを後悔どうにもならない。 A.したところが B.したところ C.したところに D.したところで 66.勉強は長時間すればいい。 A.というものではない B.ということだ C.ということだ D.ということではない 67.残念だが、今回の事故は我が社に責任があると。 A.言わざるをえない B.言わないことはない C.言わないはずだD.言わずにはいられない 68.貿易自由化の問題を議論が続いている。 A.関して B.ついて C.対して D.めぐって 69.「あ、先生。そのお荷物、私が。」 「そうですか。じゃあ、お願いします。」 A.お持ちします B.持っておられます C.お持ちになります D.持ってくださいます 70.あら、今日もおきれいな。 A.こと B.もの C.とも D.かい |
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Ⅳ.読解 (40分間) 下の文章(イ)を読んで71~77の問いに、文章(ロ)を読んで 78~83の問いに、文章(ハ)を読んで84~90の問いにそれぞれ答えなさい。答えはそれぞれ選択肢A.B.C.Dの中から最も適切なものを一つ選び、回答用紙のその記号に印をつけなさい。 文章(イ) 今日、由紀子が帰ってきて、そちらのいろんな話を聞き、わけても(=蒙艶)軽井沢駅から品川へ帰って後、君が大変元気にもなり、体も多少太ってきたらしいと聞いて、大いに喜んでいます。(71)そればかりでなく、先生たちも、また、すすむの手紙などを見ても、君が近頃、勉強振りにも、また、朝夕の生活にも非常に明快になり、そして励んでいるとのことに、僕は、なにか、涙がこぼれる(72)ほど、うれしかった。この夏、君を書斎へ招いて、父として、(73)じっくり話したことを、君が胸にしっかり入れてくれたに違いないと、僕は思っているんだが、どうだね。 何しろ今からでも君がその気になれば( 74 )君は人に劣るような素質ではない。そのことはお母さんも信じている。僕も( 75 )いる。この上とも、どうか穂ちゃん、君の持っている君のよい素質を大切にしてくれよ。新平家の映画、まだ見ていないか。 こちらは、日ましに深秋した。僕らももうじき東京へ帰るよ。兄ちゃんにもよろしく。明美ちゃんにも。 71.文中の「そればかりでなく」のそれは何を指しているか。 A.軽井沢駅から品川へ帰ったこと B.そちらのいろんな話を聞いたこと C.由紀子が帰ってきたこと D.君が元気になり、太ってきたらしいと聞いたこと 72.文中の「ほど」と同じような使い方の文は次のどれか。 A.彼女ほどの美人ではない B.経験を積むほど人間ができてくる C.死ぬほど働いている D.三日ほど休ませていただきます 73.「じっくり話した」とは、どういう話し方か。 A.静かな調子で話す B.落ち着いてゆっくり話す C.説き聞かせるように話す D.訴えるように話す 74.文中の( 74 )の中にどんな言葉を入れたらよいか。 A.一向に B.決して C.めったにD.一概に 75.文中の( 75 )の中にどれを入れれば正しいか。 A.気がしてB.感じて C.認めて D.喜んで 76.この手紙は、誰から誰へ書き送ったものか。 A.先生から生徒へB.父から子へ C.兄から弟へ D.先輩から後輩へ 77.この手紙の差出人が、この手紙を書くようになった気持ち はどれか。 A.穂ちゃんの楽しい近況を聞き、その詳しい様子を、直 接本人から聞きたい。 B.穂ちゃんの素晴らしい近況に接し、みんなと共に喜ん でいることを早く伝えたい。 C.穂ちゃんの好ましい近況を知り、素質を一層大切にす るように力づけたい。 D.穂ちゃんの力強い成長をみんなが喜びを持って見守っ ていることを知らせたい。 文章(ロ) われわれが、よく知っている言葉の一つに文化という言葉があるでしょう。(78)この文化というのは、地球があっても、人間がいなければ地球上にはなかったでしょう。( 79 )、文化は人間が作り出したものなのです。さて、人間の生活によって生み出されたものが文化なら、文化と別なものとは、どんなものでしょうか。(80)それは自然というものです。ですから文化とは自然と対立しているもの、自然でないもののことと考えていいでしょう。しかし、(81)文化は自然と対立しているものであっても、自然なしにはありえません。文化というものを生み出している人間そのものの生命についてだけ考えてみても、(82)それがすでに自然というものの一部なのですから。文化は確かに人間が生み出し、作りだしたものですが、そのもとになる( 83 )も、人間の生活も文化がなければありえないのです。このように、文化は、一方では自然と対立しながら、また、一方では自然との深いつながりの中で、成長してきたものであり、今後も成長していくものです。 78.「この文化というのは、地球があっても、人間がいなけれ ば地球上にはなかったでしょう。」と同じ内容はどれか。 A.文化は、地球がありさえすれば、地球上にありうる B.文化は、人間がいさえすれば、地球上にありうる C.文化は、地球がなくても、地球上にありうる D.文化は、人間がいなくても、地球上にありうる 79.文中の( 79 )の中にどんな言葉入れたらよいか。 A.つまり B.しかし C.だから D.たとえば 80.文中の(80)「それ」とは何のことか。 A.人間の生んだもの B.地球上のもの C.文化と別なものD.自然と対立するもの 81.文化は自然と対立しているものであっても、自然なしに はありえません。」とは、どういうことを言っているか。 A.文化は、自然と対立しているものだが、自然がなけれ ば存在できない B.文化は、自然と対立しているものだから、自然がなく てもかまわない C.文化は、自然と対立しているものだが、自然があって もかまわない D.文化は、自然と対立しているものだから、自然と共存 できない 82.文中の(82)「それ」は、何を指しているか。 A.自然 B.人間 C.文化 D.生命 |
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83.文中の( 83 )の中にどんな言葉を入れたらよいか。 A 地球 B 人間 C 自然 D 文化 文章(ハ) ①世界中たいていの社会で、家庭での日常の食事をととのえるのは、女性の仕事となっている。少なくとも、男性が日常の食事をつくって女性に食べさせる社会はないようである。なぜ、女性が家庭での料理役になったのか。そのいっぽう、レストランのコックや職業的な料理人は男性の仕事であることも、また世界的な現象である。ほんとうは、男性のほうが料理の才能を持っているのだろうか。 ②女が家庭内の仕事を受け持ち、男性が家庭外の仕事にしたがう男女の性別による分業が発生したのは、人間の家族の起源、狩猟および食肉の起源にまでさかのぼる問題である。果実のように比較的得やすい食物を主食にしているかぎりは、食事は個体単位にとることができる。子供をつれた母親だって、赤ん坊に乳を飲ませながら食物を得ることができる。 ③( 84 )、肉を得るための狩猟をするとなると、(85)これは男の仕事である。家族が成立したら、育児にしたがう女に肉を持ってくるのは、とうぜん男の役目となる。何十万年も前から、男は狩りに出かけ、獲物を女、子供に分配するのであった。(86)現在の社会でも事情は同じである。男の狩猟場は工場とか事務所と称する場所になっているが、男性が「妻子を養うために」家の外へ出ていくことには変わりがない。 ④男が外へ出かける以上、家庭内の仕事をするのは女の役目となった。家事のなかの一環として食事をととのえるのも女の仕事とされるのは、とうぜんのことであった。(87)ながいあいだ、人類の食事文化は女性の手によってささえられてきたのである。 ⑤そのうち、社会の階層化がすすんで、専門の料理人が出現する。彼らは、王や貴族の台所をあずかって、料理を作ることを職業とするプロである。職業としての料理人は、家庭外での仕事の分野であるために男の仕事となったのである。( 88 )。実験的にも、味覚に対する反応テストでは男女の差は先天的なものとしては、みとめられないとされている。 84.( 84 )には、次のどれが入るか。 A.したがって B.すなわち C.すると D.だが 85.これは、何を指しているか。 A.外で仕事をすること B.肉を得るための狩猟をすること C.育児にしたがう女に肉を持ってくること D.家庭をつくって、家族を養うこと 86.現在の社会でも事情は同じであるとあるが、何が同じなの か。 A.男性が妻子を養うために家庭の外へ出ていくこと B.男性も女性も自由に仕事が選べるようになったこと C.男性は外へ働きに出て、女性は家庭を守ること D.男性と女性の分業がなくなりつつあること 87.ながいあいだ、人類の食事文化は女性の手によってささえ られてきたのが、現在までにどのように変わってきたのか。 A.王や貴族の料理は、男性が作るようになった B.男も女も様々な場所で食事文化を支えるようになった C.職業としての料理人が出現しそれは男の仕事となった D.人類の食事文化を支えるのは男性に変わってきている 88.( 88 )に入る文はどれか。 A.やはり、男性のほうが女性より料理に対する才能があ るということである B.べつに、男性のほうが料理に対する才能を先天的に持 っているわけではないのである C.とくに、女性のほうが料理に対する才能があるとは限 らないことが証明された D.先天的には女性のほうが料理の才能があるが、訓練に よって今では男性のほうが才能がある 89.本文の内容と合わないものはどれか。 A.先天的には、味に対する感覚は男と女の間に差はない B.男のほうが女のほうより料理の才能を持っている C.レストランのコックが男性の仕事であるのは、それが 職業だからである D.男女の性別で分業が発生したのは、人間が狩猟をする ようになってからである 90.本文を三つの意味段落にまとめるとしたら、次のどれが適 当か。 A.①/②③/④⑤B.①②/③④/⑤ C.①/②③④/⑤D.①②/③/④⑤ Ⅴ.作文(30分間) 91.下記の要領で250~300字の作文を書きなさい。 一、題:十年後の私 二、作文は必ず次の内容を含むこと。 1.いま大学での専攻 2.10年後のあなたの抱負 3.それがなるためにどうするつもりか 三、文体を「だ?である」体で統一すること。 四、題と関係のない文を引用したり、または題と関係のない ことを書いたりする場合、採点されないことがある。 五.作文は作文用紙に書きなさい。 |
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